バリ島で財布の盗難被害に遭った僕が教えます。

バリで財布をひったくられる事件!

 

 

どぉもぉ~~・・・

 

 

なかむらです・・・。

 

 

憂鬱・・・。

 

 

何故って、バリでまさかの・・・

 

 

まさかの?

 

 

財布を盗られたからです!!

 

 

旅行に行った時って必ずガイドさんみたいな人からも
言われたりするし、旅の本にも書いてあるから
まぁ、気を付けようとは思いますけど、
まさか自分が被害に遭うなんて思えないよね~~。

 

 

まさか自分が当事者になるなんてさ~。

 

 

盗られた時はまさに、警視庁24時!!状態!!

 

 

一瞬何が起きたのか、何がなんだか分からなかった・・・。

 

 

一応、スリとはいうものの、表現的には
スリよりもひったくりの方がニュアンスは近いかなと思われまする!

 

 

あ、あ、あ・・・と悔やんでも仕方ない!

 

 

色々良い経験にはなった!

 

 

ここではこれからバリに行こうとするあなたに(?)
僕と同じ悲劇を繰り返さないで頂く為に、
被害に遭った今だからこそお伝え出来る事を書いていこうと思う!

 

 

では、その一部始終、振り返り、そして、
旅行先で被害に遭わない為の心構えを書いていきます!

 

 

それは一本の電話から始まった・・・

 

bari_tounan

 

 

ウソです。

 

 

電話は関係ないです。

 

 

なんとなくドキュメンタリーの

 

 

ナレーションタッチにしたかっただけです。

 

 

電話は関係無いです。

 

 

それはね・・・バリのクタ市街を歩いていた時の事。
僕は仲間と自分を含めて数名で歩いていた。

 

 

非常に人が多くて歩きにくい道だったので
直列になって歩いていて、僕は列の最後尾。

 

 

そんな時、目の前に二人組くらいの怪しい現地人が立ちはだかったのね。

 

 

で、ここで(今思うと)やっぱ怪しかったのが
「立ちはだかった」所なんだよね~。

 

 

よくナンパでもあるでしょう。

 

 

なんか目の前に何かの商品??を突きつけてきて、
「買え、買え」という様な事を言ってくる。

 

 

バリを歩いていると、お土産物屋さんの人達が
熱心に売り込みをしてくるというのは凄くあります。

 

 

あるんだけど、この2人の場合は嫌~な感じだった。

 

 

やたらと態度があまり良くないし、必要以上にしつこい。

 

 

しかも本当に「超、目の前」に何かの商品?を突きつけてくる。

 

 

なにこれウザッと思ったんだけど、
それが終わったと思ったら、その瞬間、僕の仲間のひとりが
「カバンカバン!財布みてみて!」を叫んだのね。

 

 

えっ、と思ってみてみたら、鞄のチャックが空いてる!

 

 

嫌な予感・・・だけどまさか・・・!?

 

 

と思って触ってみたら、財布が・・・無い!!!

 

 

・・・。

 

 

ぬおーーーー!!

 

 

bari_tounan_higai

 

 

その瞬間、さっきの二人組がバイクに乗って僕を猛スピードで追い越した!

 

「そいつらそいつら!!追え追え!!」

 

仲間が大声で叫んで、走って追いかけたが、
バイクに乗った犯人は捕まらなかった・・・!

 

 

これが一部始終です。

 

 

僕はボーゼン・・・。

 

 

あまりに一瞬のできごと。

 

 

しかも「当事者」だから尚更客観的に分からない。

 

 

多分、周りにいた仲間の方が分かったんだと思うけど。

 

 

では、時間も経って落ち着いた今、

やつらの手口を振り返ってみましょー!

 

 

多人数でワチャワチャ取り囲む

 

 

まずね、犯人のやつらはね、間違いなくプロなんですね。

 

 

全て計画的に行われて役割分担もあって、

ただその瞬間の出来心とかそんなんじゃ、一切ないんですね。

 

 

その上で

 

・正面に立ち塞がって足を止めさせ、注意を惹き付ける係

 

・後ろから肩を組む様にして身体を揺らす係

 

・どさくさに紛れて鞄のチャックを開け、財布を抜く係

 

・周りを囲んで通行人の視界を遮る係

 

という風にいるんです。

 

 

僕自身、相手が何人組かは覚えていません。
視界に入っていたのは確か2名くらいだったかと思いますが
ひょっとしたらもっといたかも知れません。

 

 

ただ、周りで見ていた仲間の証言によると、

その事が起きていた瞬間だけ、

周りに怪しいやつらが沢山集まっていた、との事です。

 

 

という訳で2人以上いた可能性も高いです。

 

 

その上で僕の注意を正面に惹き付け、
他の人間で一気に財布を盗る作業に入ったんでしょうね。

 

 

僕が盗難被害にあった原因

 

 

これねぇ、正直山ほど沢山ある。

 

 

そして、実際被害にあった今だからこそ

言える事が沢山あるんですよ。

 

 

だから結論から言うと、もう被害あって良かった!
と思えるくらいの経験値を積めた、

という気持ちにもなっているんですけどね!

 

 

まずそもそもだけど、「スリ」に対する

イメージそのものが違ったという事ね!

 

 

あなただったら「スリ」って言葉から何をイメージしますか?

 

 

電車の中? 通りすがり?

 

 

うんうん。

 

 

僕の中でのスリのイメージっていうのはね、
手塚治虫の漫画の中で描かれる「スリ」のイメージだったんですよ。

 

 

手塚治虫の、確かあれはブラックジャックだったかな。

 

 

ヒゲオヤジのビジュアルをしたスリを生業にしている男がいたんだけど
或る時、相手が悪く、指を切り落とされてしまう・・・

 

 

suri
http://www.geocities.co.jp/ruke_n0/reading/blackjack/blackjack009.html

 

 

指を切り落とされた男はスリが出来なくなるが、
ブラックジャックが指を繋ぎ合わせる・・・と、

確かこんなストーリーだったと思います。

 

 

まぁストーリーはともかく、何れにしてもそのスリの男は
電車の中でポケットからソッと「抜く」タイプだったと思います。

 

 

また、タンタンの冒険旅行シリーズでもスリの男が登場します。

 

 

「なぞのユニコーン号」では
インターポールのデュポン氏、デュボン氏から
何度も通りすがりに内ポケットから財布をスリます。

 

 

suri
http://www.tintin.co.jp/cast/others/cast_a01.html

 

 

これも気付かないウチにスッと行われる。

 

 

という訳で、僕の中での「スリ」という

言葉に対するイメージはこうです。

 

 

要は「静」の中にこれ以上無い「静」の動作でもって
気付かれずに作業を終える・・・

 

と、そんな職人技のイメージだったんです。

 

 

でも、スリに対してこういったイメージを持っていてはダメ!!

 

 

もしあなたが僕の様なスリのイメージを持っていたとしたら

すぐにイメージを改めて下さい!!

 

 

窃盗団の考えは違います。

 

 

木を隠すなら森とは言いますが、
ゴチャゴチャした状況を自ら作り出し、かく乱した上で

 

 

喧騒の中で一気に抜き取る!!

 

 

そんな感じです。

 

 

なので、僕の中ではしっくりくる言葉は

スリというよりも「強奪」といった感じです。

 

 

ここのイメージの違いをことごとく感じましたね。

 

 

なので、これまで日本でも何か治安の悪そうな人混みの中でも
気を付けようと思っていた時はその触覚に意識を集中していました。

 

 

「鞄に手を掛けられた瞬間分かる、

ポケットのものに触れられた瞬間分かる」

 

というものを考えて意識を集中させていたのです。

 

 

静かな空間で、触れられた事に気付かない人、
ましてや何かを盗られた事に気付かない人などいないだろう
と思っていたのです。

 

 

ただ、それも冷静な状態ならではの話。

 

 

冷静で客観的な状況であれば、

ああだこうだとは何とでも言えるものです。

 

 

しかし冷静な状態で「自分は大丈夫」と思っていても、
では冷静な状態でなかったら同じ対処が出来るのか、という事です。

 

 

柔道に例えて言えば、例え力を持った人間が人を投げようと思っても
構えられて踏ん張られれば簡単には投げる事は出来ません。

 

 

だからいったん押してみて、押すと見せかけて引いてみたりして
相手をグラつかせて崩してから投げるワケですね。

 

 

ボクシングなんかも同様。

 

 

ストレートや大振りのフックなんてまずクリーンヒットしません。

 

 

相手が構えていれば何かしら動くなり

ガードするなりで急所は外れます。

 

 

だからそれをヒットさせる為の前フリ(フェイント)

に勝負がある訳ですね。

 

 

それと同じで彼らは必ず「崩し」を入れてくる。
ここを知っておくべきでしたね。

 

 

無礼な態度だった彼らに「作業」をする時間を与えてしまったワケ

 

 

彼らが僕の前に立ちふさがって、あーだこーだやっていた時、
そんな変は奴らならすぐ追い払えば良かったじゃないか

 

と思われるかも知れません。

 

 

しかし、僕はそうしなかったのもある心理がありまして。。。

 

 

そもそも普段、現地の人達は商売に必死なんですよね。
これはもう日本とは比較にならないレベルで食い下がってきます。

 

 

もう目があったら必ず声をかけてきますし、
カタコトの日本語で声をかけてきますし、
その恥も外見もかなぐり捨てた商売のあまりの熱心さには
逆にこういってはなんですが、ユーモラスでもあり
微笑ましく感じてしまう時もあるんです。

 

 

一生懸命頑張っているんだな、よしよし、
ここはひとつ買ってやるか

と、その商売人の頑張りに負けて、ついつい必要の無いものまで
買ってあげたくなってしまう事がある程です。

 

 

まぁ、その様な背景もあるので、現地の人が
日本では考えられないくらい接近してくるというのにも
あまり不自然さを感じないというか、

 

日本だったら超ビックリして警戒度マックスになる所でも
「ちょっとしつこいな」くらいで「あーはいはい、わかったわかった」
と無視を決め込む程度でスルーしようとしてしまうという
逆に不用意な状態が生れたのも事実です。

 

 

という事で、ついつい現地人に対する

免疫が出てきた時にやられてしまう!!

 

 

という事なんですね~。

 

 

そんな話をしていたら分かった事がひとつ。

 

 

そういう悪い事する人達って現地人ではないんだって!!

 

 

悪い事する為に出稼ぎにきているらしい・・・。

 

 

ひどいよね~!!

 

 

バリってやっぱ観光産業で成り立っている島だから、
治安が悪いとか嫌な思いをしたとかで客足が遠のいてしまうと大打撃みたい。

 

 

確かにまともにやっていて生活している人達からしたら
風評被害とかやってられないよね!

 

 

ってなワケでそういう悪い事をする人の事を現地人は
快く思っていないみたいだし、
見つけると皆でボコボコにするって噂もチラホラ・・・。

 

 

そういう話を聞くと心強いっていうか、
ひょっとするとその被害に遭った現場で
周りも助けてくれるかも知れないなって思えるよね。

 

 

現実問題助けてもらえるかは別だけど
ど~~もガイドさんやその他の「親切な現地人たち」と
悪い人達のギャップがあり過ぎるなぁ~って思っていたら
そういったカラクリだったんですね。

 

 

ま、とにかく悔しいけどいい経験をさせてもらいましたよ・・・。

 

 

とにかくね、事が起きた直後は悔しいとか
むかつくとか色々な気持ちになりましたけど、
そういう時こそメンタルのコントロールが必要だなぁと。

 

 

メンタルのコントロール!!

 

 

最後は穏やかな気持ちになったからね・・・。

 

 

中村がどんな方法で気持ちをコントロールしたか知りたい?

 

 

 

・・・知りたい?

 

 

 

うふふ、仕方がないなぁ~~(知りたいの強要)

 

 

 

ではそれについてはこちらで!!

 

 

財布を奪われた!! それでも穏やかでいられる考え方とは?