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先日から就職活動をする学生さんについて書いてきました。
前回の記事
今日も更に続けて書いていきますね!
ていうのもタイムリーなんですが、この前、
新卒就活生向けの合同会社説明会に行って来まして、
今このタイミングだから「今から頑張るぞー」っていう
学生さんを相手に色々と僕の考えている価値観やなんかをお伝えしてきました。
いやはや、大きな会場だったのに学生さん少なかったですね。
天気が悪かったのもあるかも知れないけど凄く来場者が少なくて、
企業側の人事採用チームの人数の方が多い印象でした。
そして、学生さんが通路を歩けば
ワラワラと担当者が寄っていきます(笑)
もうね、駅前で派手なオネーチャンが歩けば
キャッチのお兄さんが寄っていく、そのくらいの勢いです(笑)
そんで
ウザいのよアンタ!
と言わんばかりにお高く無視を決め込んでいく学生さんもいるんですが・・・笑
いやーでも平和な空間でしたわ。
何が平和かって、今回は合同会社説明会だから
会社説明をするだけであって面接は無い!
合格不合格も当然無いから、片想いの恋愛みたいな
フッたフラれたという波風が一切ないんです。
で、この合同会社説明会では企業担当者は愛想が良いのですが、
優しい言葉を掛けられていざ面接を受けたりすると
実は結構キツイ対応をされて落とされたりします。
それにしても落差のある対応をされたりするものなんですが、
何故そんな事が起こるのか。
今日はそんな現象が起きる所の誰も言わない、
裏っかわの本当の理由なんかを書いちゃったりします。
合同企業説明会、面接、それぞれの役割と目的
実はこの、会社説明会や面接のチグハグ現象の始まりって
そもそも人事採用担当の人がサラリーマンだから、
という所から始まるんですよね。
人事採用担当者は
会社の上からの指示を受けて動いている立場の人になるので、
ひとつひとつに 目標数値とかを設定されています。
そしてそれを実行する人は、大企業になればなるほど沢山の人が関わり、
一貫してあなたを見てくれている事はありません。
そうするとどうなるか。
合同説明会会場にいる担当者は
直近のノルマ設定をされています。
具体的にどの様なノルマかというと、
その説明会で何人呼び込んで、何人自社のブースに座らせて、
そのウチ何人を次の個別説明会に引っ張る事が出来たのか。
こんな所を見られます。
そうすると、会場の担当者の仕事は「優秀な人材を採用する事」ではなく、
誰でもいいから沢山人数座らせて、誰でもいいから個別説明会に誘導する事。
とにかくここが目的になるんですね。
正直、ヨタヨタのスーツ着てボサボサの髪をした
モッサい感じの男の子とか、そんな
「この人、絶対途中で落とされるでしょ!絶対採用まで至らないでしょ!」
って人もウェルカム!
だって人数こなすのが評価に繋がるんだもん。
それとサクラみたいな感じね。
一応モッサくても座ってると
枯れ木も山の賑わいってやつでね・・・。
ブースに座ってないよりも誰か座っててくれた方が
人気があるブースにみえるというワケ。
ここではあくまで人物は評価していない!
だからこんな感じになってしまうワケ。
でも実際本説明会や面接に進んだ場合、
今度は面接官は「人を判断しよう」と思って相対するワケでしょ。
そこまでの経緯なんか関係なく。
それはギャップ出るよね!
って話です。
そして今度は面接の中でも一次、二次、最終面接とあったら
その中でもギャップは生まれる。
例えば学歴のある人が残りやすい。
学歴のある人が採用され易い、本当の理由。
これも採用する人がサラリーマンだから起こる事です。
つまり、面接の目的は「人を選ぶ事」なんだけど、
人事採用の立場の人からしたら重要な前提条件は
上司から怒られない事、また
配属先の現場から文句を言われない事、です。
「なんでこんなやつを面接通過させてきたんだ」
と上から言われない様にしなきゃならない。
そんな時、
学歴無いけど個性的で見所のあるやつ
よりも
あんまり面白味ないけど東大卒
の人のどっちを通過させるかって言ったら、
面白味なくても東大卒の人を通過させた方が
人事採用担当者としては無難です。
万が一微妙だったとしても何で採用したのって訊かれれば
「だって東大なんだもん!」
って答えれば、まぁそりゃ仕方ないよね、ってなる。
でも「学歴の無い個性さん」を採用して
万が一失敗してしまったら言い訳の余地が無い。
そうすれば自ずと安全パイの「学歴さん」を採用する事になる。
面接官もそのステージによって考えている事が違うから
単に一次、二次という段階だけではなくて、
その人がどの属性の人なのか、判断する必要があるんですね。
人事総務の人(つまり採用プロジェクトを進めている人)なのか
現場の働く仲間や配属先の上司になる予定の人なのか
その会社の社長であったり会社そのものの方向性を握る最終決裁者なのか。
どの人と相対するかによって人を見るスタンスは違うって事です。
会社説明会、面接会場にその会社の社員が不在!?
まぁ、そもそもなんで総務人事採用担当者でもない僕が
こんな話を出来るのかっていうと
採用活動をアウトソースする会社があるから
って事なんですけどね・・・
あの、会社説明会にいる人、「弊社の経営理念は・・・」とか
説明している人、普通その受ける会社の社員だと思いますよね?
違う場合、あるから・・・(笑)
凄いでしょ?(笑)
呼び込みしてる女性は派遣会社の人で
当日来て初めて担当企業の事を知る人。
当日の朝に「こちらの会社の特長ってなんでしょうか?」
って質問してます。
説明をする人、スピーカーはさすがに教育を受けて
臨んでいますが、それでも社員ではありません。
実は呼び込みの女性も含めて、そのブースに
その会社の社員がいない、なんて事もあります。
凄いですよね~(笑)
会社の未来を決める、人を採用する場面で
そこの社員が一人もいないんですもん(笑)
ただ、ここで僕が言いたい事として勘違いしないで欲しいのは
だからダメなんだとか批判ではなくて、
その様にせざるを得ない事情もあるという事です。
まぁ、こういった事が起きる背景なんですが
理由の一つで考えられるのが
例えば全国進出を考えている企業の場合で
本社所在地と違う場所での会社説明会の場合など。
やはり人事の担当者も人員に限りがあるから
全国くまなく廻るのには限界があります。
特にこういった採用活動は全国で一斉にスタートします。
イベント事は当然日程も被ってしまうんですね。
そうすると、自ずと人員は足りない。
アウトソースするしかなくなってしまう・・・というわけです。
大切な面接などのコア業務は自社でやるけれども
いわゆる「リスト集め」の段階は外注化しちゃえ!
ってインターネットビジネスでも
よくある発想ですね(笑)
ふふふ。
勿論、それ以外の理由もあるでしょう。
そもそも総務とか人事とか言っても
新卒で人事と言えば面接官の姿しか浮かばないかも知れませんが
実際、それは業務の中の一部でしかありません。
面接官も人を見るプロとは限らないのです。
また説明をするプロでもありません。
それであれば、例え外注先の人が来て、
仮にその会社への想いなどが特段無い人でも
喋りが苦手な採用担当者
よりも
喋りが専門の社外の人
に頼んだ方が伝わる場合もある
と考える事が出来ますしね。
まぁ、これを知った所で
なかなか対策は難しいかも知れませんが(笑)
まぁ対応される態度が違うってのの理由ですね。
という事なので、面接などでは積極的に質問をして
アピールした方がいいよ、ってアドバイスも
世の中にはあるかも知れませんが
会社説明会レベルでは、正直アピールしても
ほぼ意味無しだと僕は考えます(笑)
説明してくれている担当者の人に、時間終了後も
必死に自分を売り込んでいる人もたまに見かけますが
そーゆーこっちゃないって言うね・・・笑
では、中村でした。